久しぶりの攻略は、以前より攻略を考えていた名作アドベンチャーゲーム、「タイムトンネル」です!
初心に戻って、単にゲームの攻略だけではなく、雑誌記事などの論評も含めて当時の雰囲気を感じてもらえるように書いて行こうと思います!
タイムトンネルはリアル時代にも当然遊んだことがあるゲームです。このゲームはマルチエンディングで、記憶では4〜5通りのエンディングがあったと思います。そして、一番理想的なエンディングまでは辿り着けなかった記憶も。。と言うわけで、35年ぶりのリベンジをしたいと思います!!
タイムトンネル(PC-6001mk2版) 攻略!
当時の雑誌記事の紹介
いつもの通り、私が勝手に四大誌と読んでいる「ポプコム」「ログイン」「テクノポリス」そして、「ベーマガ」から紹介いたします。
ポプコム1984年12月号
毎度のごとく、手堅いレビューを掲載している、小学館発行のポプコム。1984年12月号に掲載された記事は見開き2ページ。ゲームの核心部分には触れずに、見た目などで「面白そう」と思わせる記事ですね。「画面が動く」とありますが、我がP6版では動かず。。ただ、「画面が動く」と書かれた画面はタイムトンネルではなく、ベガサイドのチューブロード内の画面に見えますが、果たして真相は?88版ですかね?プレイしたことがある方、ぜひ情報をお寄せください!
マイコンベーシックマガジン 1985年6月号/7月号
ベーガマといえば、山下晃さんの「チャレアべ」ですね。大作ゲームなので、2ヶ月に渡って前編・後編で掲載されています。もちろん、山下晃さんも絶賛のゲームです。そして、今回の攻略でもお世話になりました!基本的にはオーソドックスなアドベンチャーですし、コマンド入力型と選択肢型が上手くミックスされた形なので、「単語探し」に陥るのは数箇所程度でした。その一方で様々な時代にワープができる自由度の高さから、次にどこで何をすれば良いかが少し分かりづらい。なので、大きなストーリーの流れを確認するのに読まさせていただきました。
ログイン
これまたログインあるあるですが、紹介記事は全く無し。一応、1984年10月号から1985年12月号までざっと目を通したのですが、タイムトンネルが紹介された記事は見当たりませんでした。。ランキングでも1985年1月号の20位で1回ランクインしただけ。。当時、ログインにタイムトンネルの広告を出稿していなかったことが要因なんでしょうね。ログインの記事はそうした偏りを凄く感じますね。雑誌の成り立ちのような物もありますが、Appleゲームの記事が多く、そして雑誌の最後の方にはApple関連の広告が数ページ。当然、自社のアスキー系のゲーム記事は「なんで今更このゲームが?」と言うようなのが出てきたり。「SX-2ドイツ・アフリカ装甲師団」とか。。SMC-777とか。
テクノポリス 1984年12月号
テクノポリスではモノクロ1ページではあるものの、今月の注目ソフト1になっており、その評価も高い。「ロールプレイング的要素」は確かに必然性はないため不要ではありますが、同時期に発売されたテラ4001もロールプレイング的な要素を盛り込んでおり、単純なアドベンチャーゲームだけだと中々支持されづらい状況にもなっていたのでしょう。もう少し後に発売ですが、軽井沢誘拐案内もロールプレイング的な要素を盛り込んでいました。
軽井沢誘拐案内の攻略記事はこちら
その他では、PCマガジンのソフトランキングで1985年7月号にて8位にてランクイン、そしてこれが最高位だったことを確認しています。P6ゲームの中でも思ったより上位に来ていないことから、意外と遊んだことがあるユーザーは少ないのかもしれませんね。
タイムトンネル(PC-6001mk2版)の攻略!
それでは、早速攻略の開始です!
1.惑星ベガサイドのコントロールユニット
ゲームは惑星ベガサイドにある、宇宙船発着ドッグからスタート。まずは、この宇宙船発着ドッグからベガサイドの地上に出ることが当面のやるべきことになります。
途中にドアがあるが、このドアはコントロールユニットからしか開閉することはできない。この様にこのゲームは一方通行のアドベンチャーゲームではなく、必要な持ち物を増やしたりフラグを立てて、何度も同じ場面を行き来する必要があるタイプのアドベンチャーゲームです。
例えば、このドアはボタンもノブも無いので、普通には開けることができません。ですが、ある場面で開け方のヒントがもらえるので、それを実行することで開けることができます。つまり、もう一度このドアの画面に来る必要があります。
この場面にはハシゴがあるので、当然「降りる」ことができますね。
ハシゴを降りた先には、転送ルームがあります。ここから惑星ベガサイドの地上に転送されますので、早速この装置に入ります。
2.惑星ベガサイドの地上
絵としては変わらないのですが、惑星ベガサイドの地上に転送されました。
このゲームでは特にマップは掲載いたしません。その必要が無いくらい、非常に単純なマップですので。。
惑星ベガサイドは西暦2500年代の時代設定なので、現代よりも遥かに進んだ文明です。地上の各エリアは動く歩道「チューブロード」で結ばれているので、便利な時代です。
最初に辿り着いたのは、「ネコジャラ宇宙大学」のキャンパス。ネコジャラ氏といえば、このゲームの作者さんの名前ですね。早速中に入ります。
ネコジャラ宇宙大学の校舎につきました。ドアがあるので開けたいのですが、鍵が掛かっていて開きません。そして、ドアには磁気カードを差し込む口があります。つまり、このドアを開けるにはどこかで「磁気カード」を入手する必要があるのでしょう。
同じネコジャラ宇宙大学のキャンパス内にあるタイムトンネル宇宙研究所のドアも同じタイプの様です。磁気カードを手に入れないと入れない。と言うことで、当面の目標はこの磁気カードを手に入れることのようですね。
チューブロードの先には、惑星ベガサイドを統治する長官の公邸があります。とにかく入ってみましょう。中は、1階に1部屋、2階に2部屋、3階が長官の執務室になっているようです。また公邸の外には地下室へのドアもあります。
まず、簡単に入れるのは2階の東の部屋です。真っ暗なのですが、電気スタンドがあるので、明るくすることができますね。「スクラップブック」を読むと、この公邸の持ち主である惑星ベガサイドの長官、ハイラインがどうやって長官になったのかが分かります。要約すると、「1980年代のアメリカで会社を経営していたが重い病気に罹り、人工冬眠で2530年代に目覚めて病気の治療をした後、地球連邦の仕事をしているとのこと。子供は一人娘のエリーゼ」。スクラップブックを読み終えると、本の間から地下室の鍵が出てきた。
2階の西の部屋は長官の一人娘エリーゼの部屋。礼儀正しく、ドアをノックしてから入りましょう。ただ、この時点では話しかけても大した情報は得られません。せいぜい「ベガサイドにもダナーク人攻めてくるか心配している」と言うことぐらいですね。
そして、このゲームの重要人物、惑星ベガサイドの長官ハイラインです。ハイラインはこの星を統治する長官です。ですので、彼から許可を得られればどこにでも出入りすることができます。と言うことは、例の「磁気カード」もおねだりすればすんなりともらうことができます。ハイラインとはこの先もっと関わることになりますが、この時点ではここまでですね。地下室の鍵を入手したので、地下室にも忘れずに入っておきましょう。
1階の地下室です。Appleのパロディーで「ORANGE」コンピュータの看板がありますね。かなり汚れた看板なので、きっとハイラインが1980年代にアメリカで経営していた会社の看板なのでしょう。看板を動かすとペンチが出てくるのでこれは取っておきましょう。さて、磁気カードが手に入ったので、ネコジャラ宇宙大学に戻りましょう。
ネコジャラ宇宙大学の校舎に入れました。ここには2つの重要な情報があります。黒板とビデオテープですね。黒板にはコントロールデスクのパスワードと、ドアの開け方が書かれています。「幸せなら態度で示そうよ。。?」。なるほど、ですね。ビデオテープももらっておきましょう。また北に進むためにはハシゴが必要になりますが、残念ながらまだハシゴを持っていません。どこかでハシゴを手に入れたら、また戻ってきましょう。
さあ、これでタイムトンネルに入れば、タイムトンネルを使った時空を超えた冒険のスタートです!結構忘れがちですが、プレーヤーの使命はダナーク人から地球を守ることです。そしてバッドエンディングからハッピーエンディングまで、マルチエンディング方式が採用されているゲーム。もちろん、この攻略では全てのエンディングを攻略したいと思います。
次回はタイムトンネルでの冒険編です
大作のアドベンチャーゲームなので、どうしても1本の記事でまとめきれません。恐らく、3回ぐらいに分けての記事になると思いますが、どうぞお付き合いください!