前回、伊達と最上の潰しあいに漁夫の利を得た、我が宇都宮家。この機会を逃すまいと、一気に陸奥・伊達家と出羽・最上家を攻め滅ぼし、名実ともに”奥州王”となった宇都宮広綱。
北の大地からの天下取りに名乗りを上げたが、次なる一手をどう進めるか。広綱と宇都宮家臣団との軍議がこれから開かれるのであった。。
信長の野望 武将風雲録 攻略 ~広綱の野望⑤~ 軍神・上杉謙信散る
1556年弥生:宇都宮家、リモート軍議
殿、これより軍議を始めまする。
おう、景綱。励めよ!しかし、ワシは陸前におる。景綱と義孝は出羽、高定は下野。どうやってこの軍議をしておるのじゃ?
殿、いま流行りのリモートワークでござるぞ。ZOOMなどのオンライン会議の仕組みを使えば、離れていても軍議は開けるのでござる。便利な世の中になりましたなっ!
こちらの地図をご覧くださりませ。
次の標的でござるが、1つは越後・上杉家。2つ目は常陸・佐竹家でござりましょう。
まず、此度の奥州平定で第一の武功を挙げし義孝、申してみよ。
やはりここは越後でござろう。地図を見れば明らか。越後を手中に収めれば、出羽も生産国にすることができるでしょう。越後を抑えれば、あとは佐竹から南進を始め、下総・結城、安房から北条を倒す。武蔵・上野の両上杉は、武田との緩衝地帯として残しておきましょう。
されど、上杉謙信公は鬼神の如き強さ。義孝殿など幾ら手勢を率いても赤子の手をひねるようにやられることは必定。
景綱!そちも出羽・最上攻めでのワシの強さにひれ伏して降参してきたであろう!なに、たかが上杉謙信、一捻りにしてくれようぞ!
殿、上杉謙信はこちらから手を出さなければ、向こうから攻めてくることはありますまい。むしろ、越後には使者を送り同盟を結び、先に南進を始めるのも手かと。甲相駿の三国同盟を侮ってはなりませぬ。こちらも越後を味方につけて置き、武田へのけん制をさせるがよろしいかと。
、、、しょせん、政治力40のワシの頭ではわからぬ!どっちでもよい、サイコロで決めようぞ!1-3なら越後、4-6なら常陸じゃっ!そりゃっ!!
コロコロコロ、、、
殿、1ですぞ!次なる標的は越後・上杉!!
よし、次は越後・上杉討伐じゃ!皆の者、戦支度に取り掛かれぃ!!
おうっ!
1556年卯月 陸前・宇都宮広綱
さて、上杉討伐とは言ったものの、果たしてどの様に進めてもよいやら。。まずは敵情の視察か。。忍者猫先生にお願いするとしよう。
広綱!上杉家の様子を見てきたぞ。
兵力は150程度でござるが、兵忠・訓練度は流石。城も449と堅固なため、籠城されると1か月以上は 掛かることでしょう。武将は強者が多く、戦闘力において宇佐美、柿崎が80越え、さらに主君の謙信は100!それに対して、当家随一の武将、伊達実元をもってしても64。。まともに行ったら勝ち目はありますまい。
そうじゃのう。。まずは収穫の秋まで待って、兵力を整えねばなるまい。
よーし、よしっ!収穫の秋までは兵士訓練じゃ!イチニッイニチニッ。
1556年文月、収穫の秋の陸奥国
仰せの通り、陸奥の国で収穫された米は全て売り、兵士を雇いました。これから出羽の国に移動させます。。敗戦国とはいえ、つらい立場よのう。。(中野宗時でした)
1556年文月、兵力が増強された出羽国
よーし、よーし。我が宇都宮家最強軍団、塩谷軍。兵力は241に増強されたぞ。これより、越後討伐を開始する。我が塩谷軍が向かうところ敵なし、上杉なぞ一捻りじゃわい。ガハハハッ
、、、敗れた。なんじゃ、あの鬼神の如き強さは。。残すは謙信というところまで追いつめたが、まるで歯が立たん。圧倒的な兵力差があったが、本丸に籠る謙信相手となると、攻撃して2の兵力をそぎ落としても、倍以上の反撃を食らってしまう。我が塩谷軍、全滅してしもうた。。
越後・上杉謙信討伐の策
最も大事なことは、上杉謙信に多くの兵を持たせぬことでしょう。謙信の強みは、有能な武将を多くそろえていることでしょうが、それが弱みでもありまする。戦になれば、多くの兵を配下の武将に分配します。つまり、初戦は謙信以外の兵力をすべてそぎ落としておきます。鉄砲20も城攻めでは難儀するので、鉄砲隊も全滅させておきます。謙信の主力は残して引き上げましょう。次にまた戦いを挑めば、、謙信の主力は他の武将に分散され、謙信本体の兵力は格段に落ちましょう。そこを大軍で囲むことで、勝機は見えてきましょう。
ふむ、流石は景綱。最強塩谷軍の軍師。その策を用いよう!よし、これより時を1556年文月に戻すぞ!
、、、再度、セーブデータでやり直し。。
1556年文月 第1次上杉討伐
殿、すでに2000字近くまで到達しましたので、ショートカットします。景綱の策の通り、第1次上杉討伐軍は、謙信本体を残して上杉軍を全滅させ、出羽に帰還しました。
よし、手筈通りだな。陸前より金・米・兵を送るので、これで再度兵力を整え、間髪開けずに第2次上杉討伐軍を起こすのじゃ。見事、謙信が首を刎ねてまいれ!
おうっ!
1556年神無月 第2次上杉討伐
これより、出羽の全兵力を持って、上杉を討伐いたす。此度は決戦じゃ。皆の者、死を恐れず突撃するのじゃ!
おい、実元。それは総大将たるワシの役目じゃ。そなたはワシが兵を鼓舞するを横で聞いておればよいのじゃ。
いやいや、義孝殿。殿が今回の総大将は伊達実元殿を直々にご指名なのじゃ。なんでも、此度の決戦には万に一つも隙があってはならぬ。当家武力第一の実元殿が総大将に相応しいと。。
よいか、皆の元。実元軍としての初陣、見事に飾って見せようぞ!!
出羽の総力285の手勢を率いて出陣した伊達実元率いる宇都宮軍。対して上杉謙信の兵力は83。圧倒的な兵力を前に、籠城を選択。実元軍の圧勝に思えたその時、、
上野・上杉憲政の武将、小幡憲重が71の手勢にて上杉謙信に援軍を送る。まだまだ兵力差はあれど、柿崎、宇佐美、そして上杉謙信という猛将揃いを相手となると、決して気を緩めることはできない実元。上杉憲政の応援軍を撃退し、次いで斎藤朝信、北条高広などの舞台を撃破するも、戦いは当然の如く30日で決着を見ることはできなかった。。
1556年霜月 軍神・上杉謙信、春日山城に散る
戦いは長期戦にもつれ、霜月。心配された上野・上杉憲政からの再度の援軍もなく、再開された。
忍者猫先生。越後の様子が気が掛かりでしょうがない。どのような戦況か知らせてくれぬか?
広綱。現在の越後の様子じゃ。
実元隊はすでに本丸にまで到達しておる。気になる上杉謙信の兵力は28。小勢なれど、本丸に籠った謙信の力はあなどれないであろう。ただ、圧倒的な兵力差があるので、力押しでいくしかないだろう。
そのころ、越後では実元隊・義孝隊が遂に本丸を包囲。上杉謙信を総攻めに。
そして、その末に。。
殿!ついに実元、塩谷義孝、直江景綱の手によって越後・春日山城が陥落!敵将、上杉謙信が自害いたしました!
おおっ、でかしたぞ、実元!!しかし、休んでいる暇はないぞ。武田がいつ襲いかっかってくるかわからぬ。まずは越後にある兵糧で軍備の再編成じゃな。神保・上杉憲政は大した脅威ではない。武田に備えよ。その間は、軍議通りこの陸前より南下し一気に関東を統一しようぞ!
次回は、(おそらく)宇都宮広綱軍、関東統一の戦いをお届けいたします
現段階では、まだ越後を落としたところで止まっていますので、この先の展開は分かりません。ですが、軍議の通りまずは常陸・佐竹、弱体化しているはずの上野・上杉を落とし、その勢いで武蔵・上杉も落とせば、いよいよ北条との決戦です。武田・今川が絡んでくるのは必至。果たして、宇都宮による関東統一は果たされるか?