少し趣向を変えまして、最近凝っているRetropieを紹介します。
一言でいえば、レトロゲーム好きなら一人一台、必携です(^^)
Retropieとは?
Retorpieは、Raspberry Piに主にインストールして使われる、レトロゲームのエミュレーターに特化したOSです。標準で50以上のコンソールやPCに対応をしているので、これ1台で数多くのゲームを遊ぶことができます。
対応コンソール・PC一覧はこちら
ファミコン(NES)、スーパーファミコン(SNES)、セガマークⅢ、メガドライブ(Genesis)、PCエンジン、ニンテンドー64、プレイステーション、セガサターン、ドリームキャスト、3DOなどの家庭用ゲーム機はもちろん、我らがレトロPCからはMSX、Appleなどが、さらにMAMEもあるので基板系ゲームまで、Retropie1台で遊べちゃいます。また難易度は高くなりますが、Linuxで動くエミュレーターを追加導入することもできるので、レトロPCエミュレーターの追加もできると思います。
もちろん、ゲームに特化したOSなので、コンソールの切り替えも簡単。Raspberry Piは初心者には敷居が高いと思われがちですが、そんなことはないです。インストールして使うことは、普通のPCスキルがあれば大丈夫です。
Raspberry Piの購入
Amazonで購入するのが最も手軽で確実でしょう。早速、Amazonで「Raspberry Pi」で検索してみました。いろいろとありますが、おすすめはこの3商品です。
Raspberry Piは初めて、必要なものは一通り欲しい方
Raspberry Pi 3 本体+5V/2.5A USB電源アダプター+ケース+スイッチ付きケーブル+ヒートシンク 5点セット Raspberry Pi 3 Model B
これさえあれば、あとはHDMIケーブルとMicroSDカードがあればOKです
Raspberry Piは初めてだが、必要なケーブル類は持っていそう
Raspberry Pi3 Model B ボード&ケースセット (Element14版, Clear)-Physical Computing Lab
USBの電源アダプターとmini usbケーブルが手元にあれば、これで十分だと思います。ちなみに私もこれを購入しました。
Raspberry Piは持っているので、ケースやケーブル類も持っている
本体のみです。本当にこんな基盤だけですので、初心者の方はケースがあったほうが良いです。
Retropieのインストール
必要なものが全て揃ったら、さっそくRetropieをインストールしましょう!なお、以下の内容はすべてWindows10環境の例になります。
Retropieのダウンロード
まずは、パソコンからRetropieのダウンロードページに行きます。
Raspberry Piのバージョンにあったボタンをクリックしてください。上でおすすめした商品であれば、右のRaspberry Pi2/3のボタンです。retropie-4.1-rpi2_rpi3.img.gz のファイルがダウンロードされました。
Retropieのインストール
ダウンロードが終了したら、次にMicroSDカードを用意します。必要な容量は用途によって変わりますが、16~32GBのCLASS10が望ましいと思います。私はこのMicroSDカードを使っています。
I-O DATA microSDHCカード 32GB Class10対応
MicroSDカードのフォーマット
まずはLinux環境に合わせてフォーマットをします。フォーマットはguiformatを使いました。guiformatのサイトのトップページにある大きな画像(FAT32 Format)をクリックすれば、guiformat.exe がダウンロードされます。
さっそくフォーマットします。まず、ファイルがあるフォルダーに行って、guiformat.exeを右クリック→管理者として実行 を選択します。
警告が出るので「はい」を選択します。設定はこんな感じで。
必ず、MicroSDカードのドライブを選択してください。
間違えると、普段使っているディスクドライブがフォーマットされてしまいます!
ダウンロードしたファイルを解凍する
MicroSDカードのフォーマットが完了したら、ダウンロードしたファイルを解凍しましょう。Windowsでは標準で.gz形式のファイルを解凍できないので、7-zipをまずはインストールしましょう。7-zipのサイトに行って、お使いのWindowsに合わせて、32bit版か64bit版をダウンロードします。
ダウンロードしたら、先の方法で右クリック→管理者として実行して、インストールします。インストールが完了したら、ダウンロードしたretropie-4.1-rpi2_rpi3.img.gz があるフォルダに行きます。ファイルを右クリックし、7-Zipから「ここに展開」を選びます。
すると、新たにretropie-4.1-rpi2_rpi3.img のファイルが解凍されます。
Win32Disk Imagerのインストール
続いて、このimgファイルをSDカードにインストールするためのツール、Win32Disk Imagerをインストールします。
Win32Disk Imagerのサイトにアクセスして、緑色の「Download」ボタンをクリックして、ダウンロードしましょう。
ダウンロードしたら、ファイルをダブルクリックして、インストールしてください。
Retropieのインストール
ようやく、Retropieのインストールです。まず、先ほどフォーマットしたSDカードはPCに取り付けられているか、確認をしましょう。そうしたら、先ほどインストールしたWin32 Disk Imagerを起動します。ちなみに、メニューから起動は「I」の下にありますよ。
Win32 Disk Imagerを起動したら、フォルダのアイコンをクリックします。
ファイルの選択になるので、先に解凍したretropie-4.1-rpi2_rpi3.imgを選択します。下記のような画面になります。
次にインストール先のMicroSDカードのドライブを「Device」で選択します。ここも絶対に他のドライブと間違えないでください。間違えると、そのドライブのデータはすべて無くなり、56MBの容量に変わってしまいます。Deviceを選択したら、Writeボタンを押してください。インストールが開始されます。「Write Successful」と表示されれば、インストール完了です。
次回は、Raspberry PiでRetropieの起動から設定方法のご紹介をします。