レトロゲーム攻略

80年代PCレトロゲームを攻略してます

月刊ログイン No.3 (1982年12月発売)

月刊ログイン No.3 1982年12月発売

ASCII別冊としては最後となる月刊ログイン No.3です。黄色の表紙が鮮やかで印象的です。表紙の女性が手にしているのは、ポケコン、ミニコン、音響カプラ!などなど。パソコン通信特集ですね。みなさんが初めてパソコン通信をしたのはいつ頃ですか?私は今から20年ほど前ですかね。NiftyServeのスターターキットを買って、2400bpsのモデムとPC-98RX2でやったのが初めてです。インターネットに接続したのもそれが初めて。もちろん、MOSAICのようなブラウザはなかったので、テキストのみのインターネットでした。。そのあと、PC-VANとかMYCOMとかにも入ったような気がします。普通に電話をしていたわけなので、電話代が高かったことと思います。それを思うと、両親には申し訳なかったというか、でもそれがあったから今があると前向きに評価したほうがよいでしょう!

目次

さっそく目次です。特集 ザ・コンピュニケーション。モールス通信~放送衛星~コンピュータ通信と一折の時代を振り返ったり、自動車電話やポケベル(PAGAER)の紹介記事などもあります。パーソナル無線もありますね。インターネットの話題はありません。。

さらに、野菜工場の記事も。時代をだいぶ先どっています。

 

後半はSOFTLOGと、前期LOGINではおなじみの「ゲームシナリオ」研究。火の国のヤマトタケルヤマトタケルはその後、AVGRPGができたような気がします。また、スタートレックの徹底研究。スタートレック、見たことある人はいますか?私はないです。ですが、パソコンというかマイコンゲームでは非常に重要な映画?ドラマ?なんですよね。私はスターフリートBから入った口なので若輩者ですが、エンタープライズ号、エイリゴン、プロトンミサイルなど、スターフリートBはスタートレックの世界観を3Dのアクションゲームに仕立てたもの。スターフリートBはメッチャはまりました!66SRでディスクに落とすことに成功したので、66SRでしょっちゅうやっていた記憶があります。スタートレックシミュレーションゲームもやったことないですが、恐らく木屋通商&アバロンヒルミッドウェイ海戦やギャラクシー/星間戦争はこの類のゲームだと思います。この2つはP6でプレイしました!

ゲーム広告

ゲーム広告の歴史を紐解くこのコーナー。別冊3号&1982年末ということもあって、ゲーム広告が増えてきています。PONYCAがカラー見開きで広告を出しています。LOGINではPONYCAの広告は初の様です。PONCAのゲームは全国規模で販売されていた、ということでしょうか?

続いてシステムソフト(福岡)。これまたカラー見開き。掲載しているソフトはなぜか?珊瑚海海戦ではなく、走れTINYとマージャンゲーム(しかも98!)。珊瑚海海戦のゲームデザイナーのインタビュー記事をわざわざ載せるなら、ここは珊瑚海海戦の広告でも良かった気もしますが。走れTINYは名前は知っていましたが、プレイしたことはなかったです。

SOFTLOG TOP20

ソフトログ20、まずは東京から。おっ、第2位にミッドウェイ海戦!あれ、CSKでしたっけ?木屋通商だった気もしたのですが。すみません、なにせこのゲームは横浜TRYSOFTでレ〇タルしたものでして。。でもパッケージが真っ黒で画面の写真もなく、すごく簡素だったのを覚えています。説明書もあったのかな?蓋を開くとすぐにカセットテープ、みたいなパッケージでした。ゲームの出来は、、まぁ微妙です。ですが、海戦ゲームは少なかったので、私は結構やった覚えがあります。

続いて大阪。アスキーが多いですが、ミステリーハウスが3位。名作AVGですが、なぜか東京はランク外。マイクロキャビンはたしか三重だったので、当初は関西圏でしか流通していなかったのでしょうか?このあたりを考えるのも面白いものです。あとはビジネス系のソフトが下位に目立ちますね。不思議と。。

そして、初登場の福岡チャート!システムソフト福岡が多数ランクイン(笑)。知らないゲームばかりなのが残念です。アスキーがどこでも強いのは、書籍の流通網に乗せて全国で販売していたのでしょうか?

スター・ゲームデザイナー登場 一零

さて、システムソフト福岡の珊瑚海海戦。私はプレイしたことないのですが、前回の記事でも触れました通り、¥14,800の高額ソフト。付録もシミュレーションゲームが1つ付いてくる並みの豪華さ。プレイしてみたかったですね。ゲームデザイナー一零さんのインタビュー記事です。インタビュー内容はともかく、「一零シミュレーション・シリーズ」は実現されたのでしょうか?一零 などでググっても情報は得られませんでした。ちなみに、この珊瑚海海戦、ビジネス的には大赤字だったようです。それが遠因で、システムソフトの代表作、大戦略も当時の社長からは否定的だったらしいです。詳しくはこのサイトに

ゲームシナリオ大研究

そして、ゲームシナリオ研究。今回は火の国のヤマトタケル

そしてスタートレックの特集。

裏表紙

最後の裏表紙はエプソンです。

 

これまで、ASCII別冊時代のLOGIN3誌を振り返ってみました。1982年代という8ビットパソコン初期の雰囲気、特にゲームにまつわるあたりにスポットをあてて取り上げてみました。1983年代からゲームがメジャーになっていき、広告も華やかになっていくわけですが、今後もゲーム広告に特化して、レトロPC雑誌の紹介をしていきたいと思います。